雪道走行後に洗車しないとサビだらけになる?融雪剤と錆びの関係とは?

雪道はとかくスタッドレスタイヤや滑り止めに関心が向きますが、実は雪道は走り終わった後が重要なことはあまり知られていません。

今回は雪道走行後に車に付着した融雪剤が、車にどのような影響を及ぼすのかについて解説したいと思います。

融雪剤(凍結防止剤)の原理

降雪があると、歩行者、自動車のすべり止めとして融雪剤が巻かれることがよくあります。

融雪剤は主に塩化カルシウムや塩化ナトリウムで、それら主成分の塩は氷の融点を下げる働きをするため凍結防止剤と呼ばれたりもします。

小学生のとき、食塩水を0℃にしても氷にならない実験をしたことを覚えている人も多いかと思いますが、原理は同じです。

塩は水に対して濃度が26.4%で飽和しますが、そのときの凝固点は-21℃になります。

日本では北海道や内陸部の一部を除けばここまで気温が下がる地点はあまりありませんので、融雪剤が広く使われているのです。

融雪剤の弊害

融雪剤の原料となる塩化カルシウムは比較的安価なため、冬になると凍結しやすい上り坂の手前に常備されて、ドライバーが必要に応じて撒けるようにしてあります。

また、高速道路などでは降雪が始まるとロードサービスによって積極的に散布されることが多いです。

しかし、塩化カルシウムは当然塩分を多量に含むため、車に対しては錆、腐食などの塩害をもたらします

車の下回りは、使用環境としてはもっとも厳しいので、自動車メーカーも防錆を考慮していますが、塩害を完全にプロテクトするまでの防錆処理は施されていません。

そのため、融雪剤が撒かれた道路を通行した後、そのまま放置しておくと車の底面にサビが発生する場合があるのです。

特にマフラーは車の底面に配管されており、腐食の餌食になりやすい部品の一つです。

雪道を走行した後は下回りの洗浄を

融雪剤の上を走ったからといってすぐに腐食が進行するわけではありませんが、早めに下回りを洗浄してあげることで、車は長持ちします。

とは言っても、一般の水道蛇口とホースでは下回りの洗浄はやりづらいです。

高圧洗浄機で洗浄する

下回りの洗浄には高圧洗浄機を使うと便利です。

高圧洗浄機と言えばドイツのケルヒャーが有名ですが、最近はリョービやヒダカ、アイリスオーヤマなどからも競合機がラインナップされており、競争が活発な分野です。

洗車に使うならこのぐらいのサイズが手頃です。

Amazonだと7千円台ですからベストセラーなのもわかりますね。

当然ですが洗車以外にも、ベランダや塀の苔やカビ落としにも使えますし、網戸の泥汚れにも使えるので1台持っていると凄く便利です。

洗車場の高圧洗浄機で洗浄する

高圧洗浄機を買うほどでもないんだよな~、という人は、コイン洗車場がオススメです。

コイン洗車場の高圧洗浄機は水圧も高いですから、下回りだけでなく車に着いた塩分を根こそぎ落とせます。

1回数百円ですから、自宅近くにコイン洗車場がある人にはオススメです。

面倒な人は下回りコーティングを

降雪地域に住んでいる人は毎回洗浄なんてやってられませんから、普通は車両購入時にディーラーオプションで「下回りコーティング」をする人が多いです。

中古の場合でも、中古車屋さんで施工してくれるところもありますし、カー用品ででもやっていますので、そんな頻繁に下回りの洗浄なんかやってられない!という人はこういったコーティング処理をしておくと手入れが楽です。

下回りの錆止めコーティングは、カー用品点で大体10,000~15,000円程度で施工できます。

まとめ

雪国では降雪があれば除雪車がすぐに出動するので、融雪剤は勾配のキツい坂道とか凍結が多い場所にピンポイントで使うのに対し、除雪設備の無い都心部では融雪剤が積極的に使われる傾向にあります。

これは、普段降雪の無い都心部では除雪車などの設備を常備できないので、融雪剤であれば安価に導入できる上にもし降雪が無かったとしても越年で保管できる、といった理由からなんですね。

そのため、下回りの防錆コーティングは都心部のカーユーザーに向いていると言えます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク