バイクで首都圏の高速道路が乗り放題!? バイク人口の減少歯止めになるか?

ニュースサイトを見ていたら「二輪、高速道路乗り放題へ 沼津ICなど対象エリアに」という見出しが飛び込んできてビックリしました。

バイクが高速道路乗り放題?

内容は、今年の7月下旬から二輪車の首都圏高速道路の料金を定額乗り放題にすることを検討しているとのこと。

国土交通省は30日、自民党二輪車問題対策プロジェクトチームの会合で、ETC搭載の二輪車を対象に7月下旬から、首都圏の高速道路が定額で2日間乗り放題(乗り降り自由)になる料金割引プランを導入する方針を明らかにした。

引用:http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/365064.html

記事の要約ですが、

・首都圏の高速道路を「東名・中央」などの4エリアに区分したプラン案を設定
・2500円で2日間乗り放題、といった料金プランを検討
・7月下旬から実施する方向で検討中

といった内容のようです。

僕もバイクに乗っているので、これが実現すると嬉しいですね。

なんだか「みんなもっとバイクでツーリングに出かけてくださいね!」と言ってるような感じです。

でもなんで今頃こんな施策をやるんでしょうか?

高速道路乗り放題プランが提言された背景

記事にもあったように、実は二輪車の販売台数は1980年代をピークに年々減少しています。

引用:(社)日本自動車工業会

ちょっと古いデータですが、2015年の新車販売台数が約37万台で、販売がピークだった1980年が約230万台ですからおよそピーク時の1/6まで縮小したことになります。

バイクが売れなくなった原因はいろいろありますが、レジャーが多様化したことによってバイクに乗る若者が減少したことや、80年代にバイクに乗っていた多くの若者が結婚や出産を期にバイクを手放してしまい離れていったことなどがあります。

それ以外にも、長いデフレの影響下で可処分所得が下がって趣味性の高いバイクの購入が厳しいといったこともあるでしょう。

二輪の国内大手メーカーであるホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキは製品ラインナップを縮小したり、OEM生産や海外製造によるコストダウンや輸出でなんとかしのいでいる状態です。

そんな中、以前から高速道路の二輪車料金が割高であることが指摘されており、それが二輪普及の妨げの一つになっているとして、かねてから国交省に陳情が上がっていました。

今回、その高速料金の引き下げ要請に対する施策として、二輪車の高速道路乗り放題プランの提案がなされたようです。

バイクだとツーリングの高速代がお得に楽しめますよ~、と二輪車の普及の足掛かりにしたいんでしょうね。

二輪の高速道路料金は割高

僕も20代からかれこれ数十年バイクに乗っていますが、高速道路の料金が「軽自動車」と同じなのが何とも腑に落ちません。

国交省や道路公団の見解では「走行中に道路を占有する面積は車とさほど変わらないから車と同じ料金を徴収している」というのがその理由です。

バイクも走っているときは自動車と同じように車間距離を取るから(車と)同じ分だけ道路の面積を占有する、という理屈です。

道路の維持管理の点で言えば、一番道路に負担が大きいのは大型車両です。

大型車の通行が多ければ多いほど道路の痛みが大きく、その分補修にコストがかかります。

一方、バイクが道路に与える負担は大型車に比べると微々たるものです。

個人的には、車両が道路に与える負荷に応じて料金設定されるべきだと思います。

バイク人口の減少に歯止めがかかるか?

正直、この施策でバイク人口の減少に歯止めがかかることは考えづらいです。

というのも、この高速道路乗り放題プランは今のところ

・首都圏~関東近郊の高速道路網を2500円で2日間乗り放題にする
・プラン利用には事前にネット予約が必要

というプランです。

まあ2500円で2日間乗り放題というのはいいと思います。

日帰りでも都内から富士山に行って帰ってくれば高速代だけで5000円ぐらいかかりますから、それが2500円というのはお得です。

ただ「プランの申し込みにはネットでの事前予約が必要」というのが意味不明です。

なんでわざわざそんな面倒なことを?(笑

車載器で軽自動車か二輪車か区別出来るはずなので、ネットで事前予約なんかしなくても乗り放題期間中の乗り降りは自動でカウントできるはずです。

車と違って当日雨が降ればツーリング中止する人がほとんどでしょうし、レインウェア着て強行する人はごく少数です。

予約不要で行きたいときにパッと行けて、しかも乗り放題の恩恵を受けられないと使い勝手が悪い仕組みになりかねません。

関東近郊のツーリングはほとんどが日帰り

関東近郊のツーリングなんてほとんどが日帰りです。

泊まりで行くならもっと遠くに行くと思うんですよ。バイク乗りって。

まあ、観光地巡りに重点を置くバイカーも中にはいると思いますが、でも大抵はバイクに乗ることが目的なので、必然的に走行距離が長いです。

日帰りでも大体200~250kmぐらいは走るんじゃないでしょうか。

なので関東近郊で2日間ではなくて、もっと遠くに設定したほうがいいと思うんです。

例えば、北は仙台、西は大阪ぐらいまで範囲に入っていればかなり使いやすくないですか?

そのぐらい範囲が広ければ、例えば仙台近郊で一泊する予定が組めますし、被災地にお金も落ちて一石二鳥だと思うんですけどね。

まとめ

いろいろダメ出しを書いてしまいましたが、今回の施策をきっかけにバイク人口が増えるのは個人的には大歓迎ですし、それでバイク販売数が増えれば新モデルの開発にも活発になりますから、そうなればバイクファンとして大変嬉しいです。

今はまだプランが提示されたばかりなので、引き続き注視していきたいと思います。

続報に期待しましょう。

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