バイクを売ってみて初めてわかった、売るときに「役に立ったこと」と「役に立たなかったこと」

今回、14年乗り続けてきたバイク(ZRX1200R)を買取業者に売却してみて、改めていろんなことに気付かされました。

今回は一連の売却交渉の中で「役にたったこと」と「役に立たなかったこと」双方について書き出してみたいと思います。

これからバイクを売却する、または乗り換えを考えている人の参考になれば幸いです。

役に立ったこと

バイクを売却しようと思ったら、多くの人は「なるべく高く売りたい」と思いますよね。

結果的に僕は相場より4~5万ぐらい高く売ることが出来ましたが、それには事前の準備が必要でした。

というか、これらは高く売りたかったら絶対にやっておいたほうがいいと思います。

中古市場での価値を知っておく

自分の車両が現在の中古市場でどのくらいの価格で取引されているのか?を知っておくと、買取業者との交渉で無謀な希望金額を告げて呆れられることが無くなります。

…というか、ほぼ全ての買取業者は直近のオークションでの落札データを持っているので、売却するバイクの市場価格を知らずに彼らと売却交渉するのは、カモがネギしょって行くようなもので、納得のいく金額を引き出すことは難しいでしょう。

あらかじめ、中古市場の相場を知ることで、自分のバイクの買取相場のおおよその金額がわかりますし、「その相場(価格)で売って納得できるか?」と自答することができますよね。

「え!?こんなに安い値段で売られてるの?」と思えば売らずに乗り続ける選択もありますから。

中古市場での相場を知るには、gooバイクの中古車検索サイトを使います。

トップページからメーカーを選択して排気量、車種、地域を選択し、自分のバイクの中古市場を見てみます。とりあえず市場価格を幅広く見たいので検索対象地域は「全国」で見るといいでしょう。

gooバイクには「価格相場表」というボタン(上の赤丸部分)があるので、それをクリックします。

すると上の画像のように、どの年式のものがいくらぐらいで販売されているのかがひと目でわかります。

比較的市場に弾数が多い車種であれば、前の画面に戻って、自分バイクの年式を指定して絞り込むと、大体の相場感がわかります。

僕のZRX1200Rは2004年式なので、これで見ると中古市場での乗出し価格は50万後半~70万円後半ぐらいでした。

中古車は走行距離が少なければ少ないほど評価が高いので、自分のバイクの走行距離が近いものを参考にするといいです。

僕のZRXは走行距離が28,000kmなので、走行距離を~30,000km以下で絞り込み検索すると、大体車体価格が55万前後、車検なしの車両だと乗出しが65万円前後であることがわかります。

そうすると、仕入れた車体に整備、洗車、車検登録、利益を載せなければならないので、車体価格から10万~20万を引いた価格がおおよその仕入れ値であろうと推測できます。

もちろん業者によって利幅、整備費が違うので、あくまで目安です。

そこから考えると、僕のZRX1200Rであれば約35~45万ぐらいが売却相場であろうと予想できます。

この金額を元に交渉ラインを

・この金額だったら即売ってもOK:50万
・絶対売りたくない:35万

として、実質の交渉ゾーンは40~45万に自分の中で設定しました。

なぜ査定する前からこんな下調べをするのかと言うと、交渉事は情報が多いほうが圧倒的に有利なんですね。

彼らに太刀打ちするには、少なくとも中古市場での価格を知って買取相場を予測して交渉に望まないと、安く買い叩かれるだけです。

複数業者との相見積もり

これも1社だけに声を掛けて査定してもらうよりは、複数業者に声を掛けて相見積もりを取ったほうが、高く買い取ってもらえます

このとき重要なのは「他社さんにも査定をお願いしています」と相見積もりであることを最初から告げておくこと。

「他社と相見積もり、っていうと気を悪くするんじゃないか?」なんて思う必要はありません。

チラシやネットで商品・サービスを比較して、最もリーズナブルなところで購入するのは消費者として当たり前ですよね?

売却も同じです。

比較して一番高い値段をつけてくれたところに売却するのはごく普通のことです。そうすることで業者間のサービスが磨かれてそのサービスが消費者に還元されるわけですから、相見積もりを躊躇する必要は全くありません。

そして査定してもらったら必ず名刺と査定票をもらうようにしましょう。

売却に至らないと金額を紙に残したくない業者もいますので、その場合でも名刺だけはもらうようにしてください。名刺が無いと、別の業者との売却交渉で他社とも交渉していることの裏付け(信憑性)が無くなるので、業者に「ホントは他社と話してないんじゃないの?」と邪推されてしまいます。

「売る時の心構え」を作っておく

バイクに対する興味が無くなったり、金銭的に困って売却する人も中にはいるかもしれません。

そんなときでも「とにかく早く売りたい」という気持ちが前に出てしまうと、足元を見られて安く買い叩かれてしまいます

これは自分が買取業者になったつもりで考えてみればよくわかりますよね。売る気マンマンの人から安く買うのは簡単ですから。

なので、いくら「早く処分したい」「早く現金が欲しい」と思っても、それを顔に出さずにポーカーフェイスで交渉に望みましょう。

乗換えも含めた検討を

売却交渉だけだと、どうしても売却金額の上限が見えやすくなります。

どういうことかと言うと、買取業者のビジネスモデルは基本的には安く買い取ってオークションで高く売るのが基本(その差額が利益)なので、直近のオークションでの落札価格以上の値段はどうやっても出せないのです。

しかし最近の買取業者は、程度のいい車体はオークションに流さずに自社店舗で販売する動きが加速しています。

買取大手のバイク王やSOXなども店舗在庫を増やしているようで、中古車サイトで検索するとこういった買取業者の店舗在庫車をよく見かけます。

当然ですが、買い取ったバイクをオークションに流すよりも自社店舗で売れればそれだけ流通コストを下げることができるので、利幅を多く取れるメリットがあります。これはレッドバロンが取っている戦略そのものですね。

もし乗換え検討している車種が買取業者の店舗在庫にあるのであれば、乗換え検討しているバイクを購入する前提で交渉すると、買取額がアップする可能性があります。

例えば、買取りのみであれば38万円が限界だけど、店舗在庫のバイクを購入するのであれば買取額をアップして42万円で買取りします、とか、逆に店舗在庫のほうを値引きできませんか?と言った交渉に繋げられます。

我々利用者としては、買取額をアップ or 乗換える車体の値引き、どちらでも構わないのですから。

役に立たなかったこと

一方で、売却時に有益だと思っていたことが実はそうでもなかった、ということもいくつかありました。

車検残が多い…それほど評価されない

今回売却したZRXは実は半年前に車検を取ったばかりなんです。そのときは乗り続けるつもりでいたので。

当然、売却交渉のときは車検が1年半も残っているので「+5万円ぐらいは見てくれるかな?」と思っていたのですが、

「正直言って、車検の有無はそれほど買取額に影響しません」
「実働車であればそれほどお金かからず車検通せるので」

と言われてしまいました。

確かに、我々ユーザーが業者に車検をお願いするときは「車検整備料」として1~2万円程度掛かりますが、業者がやる分にはこのコストは自社の人件費だけなので、ユーザー車検と同じ程度のコストで車検を通せるんですね。

ということで、車検切れの車両を売る時はわざわざ車検を通す必要はありません

完全ノーマルがベスト…かと思ったらそうでも無かった

車両を売却するときは「フルノーマル」の状態が一番評価が高いと思っていました。

僕のZRXはマフラーが社外品で、ノーマルマフラーは売却して手元に無かったので、その点はマイナス評価になるものと思っていましたが、実際はマフラーは社外品でも

・車検対応品であること
・ブランド品(ヨシムラやモリワキなどの著名なベンダ)であること

であれば、特にマイナスポイントにはなりませんでした。

カスタムも高価な部品、例えばオーリンズのサスペンションが装着されている車両や、マグネシウム鍛造ホイール(マグタン)を装着している車両などはむしろプラス査定になるので、著名なブランドのパーツを組み込んでいる場合はアピールしたほうがいいです。

逆に、品の無いカスタム(暴走族風、旧車會風な改造)は大幅なマイナス査定になります。

春は高値で売れる….それほどでもない

よく「暖かくなる春~初夏はバイクに乗り始める人が多いので買取額が高くなる」と言われています。

確かに相場全体の統計としてみればそうなのかもしれませんが、売り手側の個人からしてみると、余程の人気車種じゃない限りは季節的な需要変動による恩恵は受けづらいと感じます。

季節による変動よりも、走行距離、車体の程度・状態の影響のほうが大きいと思います。

例えば11月下旬にバイクを売ろうとしたとき「いや待てよ、3月ぐらいの需要が高まったときに売ったほうが高く売れるかも」なんて考えるよりは、売ろうと思ったその時に売ったほうがいいと思います。

ただし、スクーターなどの実用車は新年度に備えて2月~4月に需要が増える傾向があるので、売却額も普段より若干高めになる傾向があります。

特にホンダのPCXなどは125ccも150ccも人気があるので、この時期は比較的中古市場でも人気があります。

まとめ

・高く売りたければ相見積もりは必須
・「売りたい」気持ちを安易に見せない
・手間を惜しむと安値で引き取られるので事前準備をしっかりと

以前は無料出張査定と言いながら売ってくれるまで帰らなかったとか、あの手この手で素人を半ば騙すように強引に買い取っていく業者も多かったようですが、あまりの苦情の多さから2012年に特定商取引法が改正されて、売却してしまった後でも、契約から8日以内であればクーリングオフ(契約解除)できるようになりました

それ以降は強引な買取りも息を潜め、今ではどこの業者もすごく紳士的な対応なので安心して無料出張査定を利用できる環境になっています。

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今回書いた内容は、車の売却にも応用できるものなので、愛車を高く売りたい場合の参考にしていただけると幸いです。

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