高齢者教習が混雑しすぎで予約が取れない?認知機能検査とは?

先日、義父が免許更新とのことで高齢者教習を予約しようとしたところ、予約が全く取れなくて途方に暮れていました。

僕はてっきり、若者の人口が減って免許取得者数が右肩下がりなので自動車教習所は高齢者教習にビジネスチャンスを見出してどんどん高齢者を受け入れているものだと思っていました。

ところが実態はそうではないようです。

近年、高齢者の運転操作間違いによる死亡事故が多発していることから、2017年9月に高齢者教習に認知機能検査も加わるようになりました。

その影響せいなのか、今では高齢者教習の混雑度合いが増してしまい予約が取りづらい状況が続いているようです。

高齢者講習とは?

現役世代の人は「高齢者講習」と聞いても、名前は聞いたことがある程度の認識だと思います。

高齢者講習とは、70歳以上の人が免許更新する歳には必ず受講しなければならない講習のことで、居住地の自動車教習所または免許センターなどで実施している講習です。都道府県によっては「シニア講習」と読んでるところもありますが、講習内容は全国共通です。

70~74歳までは2時間の高齢者講習(5,100円)を受講すれば免許更新できる資格を得られますが、75歳以上は高齢者講習の前に「認知機能検査」を受けなくてはなりません。

この認知機能検査で問題がなければ普通の高齢者講習(2時間)を受講することで免許更新できますが、認知機能検査で認知能力が「少し低くなっている」と判断された場合は通常の高齢者講習より1時間長い、3時間の高齢者講習を受けなければなりません。

認知機能検査で「問題あり」と判定された場合は、医師の診断を受ける必要があります。

医師の診断結果で「認知症でない」と診断された場合は3時間の高齢者講習を受ければよいのですが、「認知症である」と診断された場合は、免許停止または取消となります。残念ですが仕方ありませんね。

なぜ高齢者講習は混雑する?

高齢者講習は都道府県の免許センターなどでも実施していますが、講習の95%は民間の自動車教習所に委託しています。

しかも認知機能検査にいたっては委託している民間の教習所でしかやっていません

その自動車教習所は少子化の影響で数が減少しているために、慢性的に施設が不足している状態なのです。

そういった状況の中で、2017年9月には75歳以上の免許更新者には認知機能検査を義務付けたために、より一層混雑するようになったわけです。

地域にもよりますが、2ヶ月先まで予約が埋まっていることはザラで、中には5ヶ月先まで予約が取れない地域もあるようです。そうなったら免許失効してしまいますよね。

高齢者講習の予約をスムーズに取るためには

警視庁、道府県警のサイトで混雑状況を確認する

そんな混雑必至の高齢者講習ですが、混雑度合いには多少地域差があります。

例えば東京の場合は、警視庁のウェブサイトに「高齢者講習実施場所・予約状況一覧」があるので、それをみるとどこの教習所がいつから予約を受け付けているか、情報が記載されています。

この予約状況は大体週に一度更新されているようです。

また埼玉県警などは電話窓口を設置して、比較的空きのある教習所を案内するなどのテレホンサービスをやっているようです。

居住地の県警本部のウェブサイトに情報が掲載されていることが多いので、チェックしてみましょう。

キャンセル待ちできるかどうか聞いてみる

予約で一杯だからと言って諦めるのは早いです。

高齢者講習は意外とキャンセルが出るそうなので、キャンセル待ちができるのかどうかなどを確認してみましょう。

教習所としてもなるべく人数をまとめて講習を実施したほうが効率がいいので、キャンセル待ちを受けてくれるところもあります。

高齢者講習のまとめ

結局、義父は前回高齢者講習を受けた自動車教習所に電話して次回予約開始日を聞き、その日に電話してなんとか予約することができました。

ただそれは認知機能検査の予約であって、その結果が出た後は高齢者講習の予約をしなければならず今から憂鬱そうです。

個人的には高齢者講習の厳格化は、認知症による暴走被害を未然に防ぐためにも必要だと思いますが、高齢ドライバーに検査や講習の負担を課すのであれば、もう少し高齢者講習の混雑を緩和するような策を講じるべきだと思います。

これから65歳以上の老人はどんどん増えていきますので、現状でこのような混み具合のまま放置すると、あと数年で高齢者講習が機能しなくなりそうです。

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